全国に先駆けて、デジタルによる新型コロナワクチン接種記録確認サービスを実証
さまざまな市民サービスをデジタルトランスフォーメーション(DX)化して生活の利便性向上をはかる「スマートシティ」の取り組みを福島県会津若松市で進める一般社団法人スーパーシティAiCT(アイクト)コンソーシアム(福島県会津若松市、代表理事:中村彰二朗)は、会津若松市と連携して、会津若松市民を対象に、デジタルによる新型コロナウイルスワクチンの接種記録を確認できるサービスの実証を9月下旬から順次開始します。本サービスはオプトイン(個人の承諾)に基づく本人へのデジタルによる接種記録確認サービスとして、全国に先駆けた取り組みです。
本サービスの利用を希望する市民は、市民向けポータルサイト「会津若松+(プラス)」の連携サービスのひとつである、ウォレットアプリの「会津財布」をスマートフォンにダウンロードし、ワクチン接種券番号等を入力することで、自分のワクチン接種記録を確認することが可能になります。会津若松市では、市民が簡便な手順で自身の情報を確認し、効果的に活用できる仕組みの検討を進めるとともに、市民や事業者の協力を募りながら、このようなサービスを活用する効果や課題点について実証します。会津若松市での実証の結果を踏まえて、政府や他地域に広く情報発信していく予定です。
同市は東日本大震災が起きた2011年以降、約10年にわたりアクセンチュアや会津大学などと連携し、市民中心のスマートシティに取り組んできました。データ連携基盤である「都市OS」を構築し、「電力の見える化」「ヘルスケア」「観光」「教育」など12の領域でデータ活用とデジタル化を推進。市民一人ひとりからの承諾(オプトイン)に基づいて市民のデータを活用することで、市民一人ひとりにパーソナライズされたサービスの提供を実施し、データに基づく政策・まちづくり、産業振興をしてきました。
同コンソーシアムの代表理事を務める中村彰二朗は「このデジタルサービスは、市民一人ひとりの承諾(オプトイン)に基づいて市民に新たな選択肢を提供するものです。10年にわたって市民合意のプロセスを重視してきた会津若松市だからこそ、いち早くワクチンのデジタル接種記録確認サービスの提供が実現できました。全国規模での実施の参考になることを期待しています」と話しています。室井照平会津若松市長も「市民の皆さまが継続的に感染拡大防止にご協力いただいている中、今回の取り組みが、市民の安心安全を守りながら行動の範囲を拡げ、地域の活性化も図る取り組みにつながるよう検討を進めてまいります。」と期待を寄せています。
新型コロナウイルスワクチンのデジタル接種記録イメージ(実際の画面とは異なる場合があります)
■スーパーシティAiCTコンソーシアム概要
名 称:一般社団法人スーパーシティAiCTコンソーシアム
所 在 地:福島県会津若松市東栄町1-77
代表理事:中村彰二朗(アクセンチュア・イノベーションセンター福島 センター共同統括 マネジング・ディレクター)
設 立:2021年6月22日
■本リリースに関するお問い合わせやご取材をご希望の方は下記までご連絡ください
一般社団法人スーパーシティAiCTコンソーシアム 事務局長 満田善護